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映画とインテリアブログ 「第15作目」
先日、お休みを頂いて北海道に一人旅に行ってきました。
雨の日もありましたが、夏の北海道は気候、景色もサイコーでした!!
勿論、北海道の新鮮な食材も堪能してきました。
大阪という都市で生活していると中々、一面に拡がる景色を見る事は少ないので、
北海道の雄大な土地に身を置くと自然の豊かさに圧倒されてしまいますね。
土地が広大なので家と家の間隔も広く、家の外観、街の様子も本州のそれとは違い、
個人的な印象としては北米や北欧の雰囲気に近いものを感じました。
冬が長い地域は必然的に家に居る時間が長くなるので、
南方地域よりも家のあれこれに掛ける時間や労力が多いというのは定説ですね。
北欧の映画を観ていても、何気ない食器や家具の1つを取ってみても
機能的且つ洗練されており、その住文化の奥深さが垣間見れます。
今月はそんなインテリア目線でも楽しめる北欧映画を紹介したいと思います。
「かもめ食堂」
北欧映画を紹介しますと言っておきながら、いきなり日本映画です(笑)
しかし、北欧のインテリアの素晴らしさを知るにはこれほど分かり易い映画はありません。
日本人の琴線に触れる北欧イズムが満載です。
フィンランドの景色やインテリアが非常に魅力的に描かれた作品です。
一時期の「丁寧な暮らしブーム」の発端になった映画ではないでしょうか。
「僕のエリ 200歳の少女」
これはスウェーデンの映画ですが、本当に映画全体を漂う雰囲気が
冬の冷たさというか切れるような空気感に満ちた作品です。
一種のホラー映画なのですが、怖さだけでない切なさ、悲しさを含んだ感じが北欧の冬という
季節が持つ厳しさ、美しさとシンクロして、忘れられない映画になっています。
後に「モールス」という作品としてハリウッドリメイクされていますが、
舞台がアメリカで再設定されている以上、原作を超えるのは難しいでしょうね。
「キッチンストーリー」
これはノルウェーの映画です。
「僕のエリ」が北欧の冷たさ、無機質さを担保とした作品ならば、
この作品はその無機質さを「素朴」、冷たさを「温かさを引き立たせるもの」と変換した
映画といえるでしょう。本当に淡々とドラマティックな展開もあまりない映画なので、
退屈に感じる人も多いかも知れませんが、じんわり沁みるいい映画ですよ。
「質素」という言葉がピッタリのシンプルなインテリアが逆に新鮮に映ります。
「ククーシュカ ラップランドの妖精」
フィンランド最北の地 ラップランドを舞台にした映画。
サンタクロース、ムーミン、オーロラとどこかファンタジー的なトピックが
ついてまわるこの地ならではの少し変わった映画です。
これはインテリアと言うより、スロー過ぎるライフが見どころ。
アイスランド、グリーンランドもそうですが、そもそもの北欧文化の源は
自然信仰的とも言える泥臭い生活なのだとよーく分かります。
ヘンテコな映画ですが何か心の中が暖かくなる作品です。
北欧映画は極端にセリフを削って、説明的な要素を排除しながらも
退屈の一歩手前で留まりつつ最後にはじんわりさせるという映画が多いように思います。
これはそのまま北欧の家具やインテリアにも当てはまるのではないでしょうか。
デザインをミニマムにそして機能的でありながらも美しい。
その両立、絶妙なバランス感覚が北欧の絶対的な魅力だと思います。
一種、日本の「侘び寂び」に通じるミニマリズムですね。
そのような観点で日本と北欧のデザインの共通点を探してみるのも面白いかも知れませね。
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