映画とインテリアブログ 「第14作目」
皆さん、もう聞き飽きたと思いますが言わせて下さい。
「暑いですねー!!」
毎年、「今年の夏は暑い・・」とこぼしていましたが、
これは私自身の加齢による暑さへの耐性の衰えだと最近、気付きました。。。
そんな私にとって、夏は「アウトドアの季節!!」なんていう
アクティブなイメージのものではなく、むしろ冬よりガンガン、エアコンの効いた部屋で一日中、
映画観ていたい「インドア奨励の季節!!」ですw
しかし、この場では私の嗜好など二の次(笑)
今、お届けすべきフレッシュなトピックをご提供することが最優先です!!
そこで今月はアウトドア的インテリアが印象的な映画をご紹介させてください!
アウトドアなインテリア?
一見、矛盾してそうな言葉の組み合わせですが、
要はベランダやバルコニー、テラス、ウッドデッキ、ポーチといった
半屋外に設けた居住スペースの事ですね。
日本の住宅事情や文化の違いもあり、窓の外まで住居の一部として
コーディネートする事はまだまだ一般的ではありませんが、
海外ではうまくそのスペースを活用し、インテリアに奥行を与えています。
(家の外とプライベートスペースである自宅を段階的に中和していく機能をそれらに持たせているところが欧米型コミュニケーションの距離感が表れていて興味深いです)
まずバルコニーが印象的な映画は・・・
「ロミオ&ジュリエット」
余りにも有名なシェイクスピア原作戯曲の映画です。
過去2回、映画化されていますが、
比較的敷居の低いディカプリオ主演バージョンがオススメです。
ジュリエットがバルコニーでロミオへの愛を独白する有名な場面ですね。
設定は現代的にアレンジされていますが、
セリフや場面は原作に忠実に再現されておりバルコニーあっての名場面です。
ジュリエット役のクレア・デインズの可憐さもイイですが、
レオナルド・ディカプリオの幼さを残した瑞々しい魅力を堪能出来、
淑女達には一服の清涼剤のような映画になることでしょうw
ポーチが印象的な映画としては・・・
「マディソン郡の橋」
劇中でクリント・イーストウッドとメリル・ストリープが初めて出会う場所がこのポーチ。
マディソン郡というアイオワ州の田舎でのラブアフェアーを
描いた映画なので家の作りや意匠がガチカントリーテイストです。
その朴訥とした雰囲気と歳を重ねた大人の切ない恋なんていうのが
原作とは違う、映画でしか表現できない味わいを醸し出していました。
ちなみに私自身が今まで観た映画で3本に入る号泣映画ですw
そんなカントリー調繋がりでいうと・・・
「フィールド・オブ・ドリームス」
これまたアイオワ州が舞台になっている映画なのですが、
まだ未見の方がいれば是非、観て頂きたい映画です!!
ストーリーの説明は割愛させて頂きますが、「家族の大切さ」「夢とは?」
なんていう普遍的なテーマを淡々と描きながらも心にグッとクる秀作です。
主人公のケビン・コスナーの帰りをポーチに吊った揺り椅子で待つ優しい妻と娘。
当時、中学生ながらに非常に憧れを持った事を覚えています。
ビールを飲みながらポーチに座ってゆったりと語り合う。
今でも理想的な生活として惹かれてしまいますね。
後、番外編としてこれは今回のカテゴリー外になるかも知れませんが、
一世を風靡した「プリティウーマン」のラストシーンで
リチャード・ギアがジュリアロバーツを迎えに非常階段を上がっていくシーンも印象に残っています。
ああいうアパートの非常階段もよく映画のシーンに出てきますが、
日本の非常階段と違って実に映画的に見えてしまいますね。
こうやって紹介した映画を振り返って見ると
「アウトドアなインテリア」特集というよりも
「私の1990年代映画史」みたいになっちゃいましたね(汗)
最近はベランダ菜園なんていう楽しみ方も一般的になっているようですし、
まだまだ可能性を秘めたスペースであるのは間違いないでしょう!!
たまには少し「お外」に目を向けて見るのも一興ですよ!!
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