TAKAYAMA WOOD WORKS CHAIR
和モダンの世界がたまらない
数あるデザインスタイルの中で、いつだってノスタルジックな親しみを与えてくれる「和モダン」。話題となったホテルオークラも、日本のモダニズム建築の代表例として有名でしたよね。そもそも「和モダン」って?という人は、某雑誌の「ニッポンが誇る『モダニズム建築』」なんかを参考にすると、その正体と魅力がつかめてきます。「モダニズム(近代)」とは西洋生まれのインターナショナルなコンセプトですが、日本では、独自の風土と文化を織り交ぜる形でこのモダニズムをデザインに取り入れてきました。
西洋モダニズムのコピーペーストではない、まさに「和+モダン」の世界は、しびれるほど、素敵です。そして、これは建築だけに限ったことではないことをお忘れなく。今回紹介する高山ウッドワークスのチェアの歴史をなでると、モダニズムの息吹を伝統家具つくりに取り入れた、日本のダイナミックなライフスタイルの変化が見えてきます。
飛騨産業の魅力。ちゃぶ台からダイニングチェアへ。
すべての始まりは1920年(大正9年)のある日。飛騨高山の町に2人の旅人がやって来て、西洋の曲げ木家具の技術をつたえました。飛騨高山における西洋家具メーカーの基礎の誕生です。
もともと飛騨高谷の地域には、山々に密生したブナ原生林を資源に、「飛騨の匠」で知られる伝統技術が根付いていました。ただし、「西洋家具」とは技術に限ったことだけではありません。
当時、まだちゃぶ台を使っていた日本人にとって、「ダイニングチェア」というのはまさにライフスタイルそのものに関わる大きな革命でした。
当時のカタログをご覧ください。この時代、ダイニングチェアなんてパイオニア中のパイオニア。今で言うベンチャーです!!
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