ザハ・ハディット作のインテリアデザインが改めてやばい!
スペインの首都マドリード。
12階建てのビルの各フロアが、12名の有名建築家によってデザインされているホテル「Hotel Puerta América」をご存知でしょうか?
豪華な顔ぶれで、名を連ねるのはノーマン・フォスター やザハ・ハデットなどなど、コンセプトの面白いホテルです。
有名建築家が見せる内装・インテリアデザインは、彼らの本領域である建物デザインとはまた違った魅力があります。
建築家ザハ・ハディットの急死は日本でも大きな話題となりました。国立競技場の騒動に続いての大ニュース、大手メディアでのダイジェスト記事が多く出回りました。しかししかし、彼女が凄かったのは建築だけではありません。
今回は、ちょっと遅ればせながらハデットのインテリア分析を通して彼女を悼みたいと思います。
話題の故ザハ・ハディット、建築ではなくインテリアに注目する理由は?
建築デザインとインテリア、似ているようでなかなか異なる業種ですが、実は多くの建築家は腕の良いインテリアデザイナーでもあります。どちらも心地の良い空間を考える職種だからでしょうか。彼らがデザインする家具は、ユニークでとことん使い勝手が計算されています。
アヴァンギャルドなデザインが多いザハ・ハデットの建築ですが、それは彼女のインテリアにもいえること。建築に比べ脚光を浴びていない彼女のインテリアへの業績を、少しのぞいて見ましょう。
まずは王道、ソファから
モレーネソファ(Moraine Sofa)
ザハらしい有機的で彫刻的なシェードが特徴のモレーネソファ。既成概念にとらわれない形ながらも、意外とすわり心地はいいんだとか?!座る「向き」が決まっていないのもいいです。
Moon System(ムーンシステム)
モレーネソファに似ているようで似ていないムーンシステム。ザハのフォルムセンスそのままに、ちゃんとソファの形をしています。笑 同列デザインのオットマン付なのも嬉しいポイントです。
気になるチェアデザインは?
今まで数多の建築家やデザイナーが星の数ほどデザインしてきたチェア。だからこそ、腕の見せ所でもあります。ザハのチェアは、氷で作られたかのようにも見えるガラスのチェア!床にこぼれる反射光をご覧ください。水が流れていく瞬間を凝固したようです。
まだまだあります!シェルフやテーブル、フラワーベースまで
UFOのようなデザインが面白い斬新なシャンデリア、木の枝のように伸びるウォールシェルフ、素材を生かしたフラワーベースなど、ザハ・ハディットによるインテリアはまだまだあります!
実際の建築よりも、身近なインテリアならデザインの凄さも実感しやすいかも?!
偉大な女性建築家ハディット、好みはどうあれ、インテリア界への業績にも拍手。安らかにお眠りください。
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