100日間、100脚の椅子。椅子への想いは止まらない!
インテリアの中でも特にチェアが好きで好きでたまらない!という方、必見です!
「100 Chairs in 100 Days (100日間、100脚の椅子)」プロジェクトをご存知でしょうか?
デザイナーのMartino Gamperが発案したプロジェクトで、その名の通り、100日間の期間中に毎日1脚づつ、合計100脚の椅子をデザインするというもの。しかも、すべてゴミ捨て場に捨ててあった椅子を再利用しているというから驚きです。
誰からも見放された、ガラクタ同然のゴミ捨て場のチェア達の華麗なるリベンジとでも言うべきでしょうか。イタリアのデザイナーの新作チェアなんかにも負けない奇抜さを誇っているものも。
カラーに特徴があるもの、素材が特別なもの、かなり低めにデザインされていたりとサイズ感に特徴があるもの・・・と、
ちょっと変り種のチェアが好きなSUGGYですが、この100脚のチェアは、とにかく個性がすごいんです!
上は、ライトとチェアがセットになったデザインのチェア。
そして、2方向に座ることが可能なチェア。ひざの上に座ったカップルのようにも見えます♪
こちらはまるで女性が足を閉じて座っているかのようなチェア。実はこれ、よくみるとわかりますが、元々ひとつであったチェアを真っ二つに切って、左右を入れ替えているだけなんです!そのままだとなんの変哲もない、単一カラーのプラスチックチェアを、ここまでエレガントにできるのも驚きです。
ここまでで大体ぴんときた方もいらっしゃると思います。
そう、基本的に、2脚以上のチェアの部分部分をつぎはぎして、新しいような古いような?チェアを生み出しているのです!
どれもあった驚くものばかり・・・。デザインに詳しい方は、有名なチェアのエレメントもいくつか発見されたのではないでしょうか?柳宗理のバタフライチェアに、アウトドア用のプラスチックの背もたれをつけてしまう斬新さなんか、少し笑えてきてしまいます。笑
デザイナーのMartino Gamper曰く、ひとつひとつのチェアが持つ「一番重要な構造、或いは一番美しい部分」を取り出して、それがお互い引き立つような他のチェアの部分と組み合わせるのだそう。デザイン思考を刺激させて、機能性と、既存のものから新しいものを創造する流用性とを共に考えることを目標にしています。
もはや、壊れているのかなんなのかよく分からないけれどどこか美しいチェア(二つ上)。よく見ると、元々もチェアを、逆さにしているんです。笑 この方が、ずっとエレガントですよね??
ひとつひとつのチェアの個性と、そのストーリーを大切に・・・
それをテーマにした「100 Chairs in 100 days」プロジェクト。普段目にするチェアについつい目をこらしてしまうこと、間違いなしの面白いプロジェクトです。
だって、なんてったって始まりはゴミ捨て場のガラクタチェア!特別な素材や、高級ななにかを使っているわけでもなければ、超有名デザイナーによるスターチェアというわけでもない。それでもひとつひとつがキラリと光る100脚の椅子から、私達は何を学ぶことができるでしょうか?
これからも、椅子への想いは止まりません!
今日も読んでくださってありがとうございました!!!
SUGGY
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