デザイナーに詳しくなろう!③デンマークデザインの「ファースト・レディ」、ナナ・ディッツェル
こんにちは、
終わりかけの夏が美しいコペンハーゲン生活を堪能しているSUGGYです!
コペンハーゲンというと様々なブランド、デザイナーが名を連ねているのでひとつひとつ紹介するのは大変です。
そんな中、やはり最初はデンマークデザイン界の「ファーストレディ」ナナ・ディッツェルを尊重して、彼女について紹介したいと思います♪
英語で詳しい記事も読めるので、以下も参考にしてみてくださいね↓↓
Nanna Ditzel, First Lady of Danish Furniture Design
Image: 1960s Modernism as Featured in Architectural Digest
ナナ・ディッツェル(1923-2005)はコペンハーゲン出身の家具デザイナー。
同じく北欧の巨匠コーア・クリントとフィン・ユールから影響を受けているようです。
曲線や楕円が特徴の彼女の作品、一番有名なのはゆらゆらゆれるつり椅子(1957)ではないでしょうか。
斬新でモダンな印象ながら、なんと発表はほぼ60年前というから驚きです。
Image: Nanna Ditzel
彼女の家具デザイナーとしての出発は、子供用家具から始まりました。
下の写真の右側に写っている、重なって置かれたスツールは、子供が使いやすいマルチ用途のデザイン。今でこそ同じようなコンセプトのスツールは沢山ありますが、テーブル使いも出来る曲線の美しいデザインが、1962年に大ブームになります。
Image: Miss Design Says
「草花の美しさや、生物や昆虫のフォルムなど、自分が美しいと思ったものをデザインに生かしている」
という彼女ですが、このほかにも曲線の美しい王道家具は沢山!
イージーチェア(1952)はどの角度から身体を預けても楽な、優しくころんと可愛らしいフォルム。
鮮やかな色合いのファブリックと、ホワイト系の木材をシンプルに組み合わせているのが、いかにも北欧スタイルといった様子。
有名なトリニダードチェア(1993)は鳥が羽を広げたようなデザイン。
軽く、重ね置きが出来るという実用性が、今日もデンマークの公共空間でよく使われていることの理由です。
このチェアが彼女に更なる成功をもたらし、その名を世界に広めました。
なかなか意外と、デザイナーは男性が多いことに気づかされますよね。
男性社会の中で果敢に巨匠達と肩を並べて戦ったナナ・ディッツェル。
実際の居住空間を意識した、丸くそして暖かく、子供にも優しいシンプルな使い心地は、彼女の意思と共に今でもコペンハーゲンで愛され続けています。
こんな女性を目指して、頑張りましょう・・・・!
それでは今日はこの辺で♪
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