インテリアトレンドの歴史をイラストでおさらいしよう♪

via: Flea market insiders
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こんにちは!
インテリア好きの方は、インテリアデザインの歴史的変遷について詳しい、或いは興味がある方も多いのではないでしょうか?北欧デザインの変遷なんかは、雑誌等でも年表としてよくみかけますよね。

そんな私も、デザインの変遷はインテリア好きとして頭にいれておきたい!という思いがありつつ、年表的なもので勉強するのは楽しくないと放置していました。

しかし!今回、インテリアデザインの歴史的変遷に興味がある方にはまさにうってつけの、かなりお洒落なInfographicを発見したのでご紹介致します♪

1950年代から2010年代まで十年毎に、その時代のインテリアのトレンドをフルコーディネートでチェック出来るようになっています。使われているのは、スワンチェアやエッグチェアなどその時代を代表する有名なアイテムばかり。以下、年代毎に要約解説していきますが、実際のウェブサイトでは各アイテムをクリックするとその家具の詳しい説明まで見れるようになっています。

元々のInfograficはこちらから↓
Interior Design by Decade

インテリア歴史③

via: Home Decor Of The 1950’s
via: Home Decor Of The 1950’s

1950年代は人々が豊かになり消費主義が栄え始めた時代。この年代のインテリアはモダニズが主流ですが、家庭電化製品も普及しはじめ、居住空間にどんどんモノが溢れだしたのが一番の特徴といえるでしょう。大量生産の家具が多く登場しています。

ソファにピンク色が使われていますが、戦前までの古典的な居住空間から脱却すべくカラフルでヴィヴィットな色使いも好まれ始めます。古典的な華美な装飾はそぎ落とされ、機能主義を追及したデンマークにおけるデザイン運動のように、シンプルな使いやすさ、耐久性を重視するインテリアが好まれました。

インテリア歴史4

1960年代は世界情勢的には暗い時代。そんな中、インテリアのトレンドはポストモダニズムを迎えます。50年代からの一番大きな変化といえば、インテリアにおけるテレビの登場でしょう。現代でこそテレビを中心としたリビングルームの配置が一般的ですが(ソファの向き、ダイニングテーブルの置き方など、テレビがあることがかなり大きな要因ですよね?)、これは60年代に入ってからの話なのです!

因みに、右側のシェルフの上に乗っているのは時代を代表するLava lampです。新しいカラー、新しいフォルム、新しいファッションにアートが一気に栄えた60年代を象徴していますよね。

インテリア歴史5

1970年代、宇宙船のような形のエッグチェアの誕生は偶然ではありません。アポロの月面着陸は1969年。70年代は「宇宙」が世界的なテーマでした。どの国でも経済状況が不安定だった時代でもあり、それに対しての応答なのか、DIYカルチャーやインテリアにおけるヒップスター化が流行りだします。インテリアに室内観葉植物が誕生しだしたのも、環境への配慮という時代のトレンドです。同じ理由からチークやパイナップル素材の家具も増え始めました。

インテリア歴史6

80年代、上のイメージを見ると、70年代に比べてカラーもデザインもぐっと落ち着いていますよね?この時代、一方ではMEMPHIS-MILANOなどのアヴァンギャルドで幾何学的なホームデザインが登場するものの(イメージ参照↓)、全体の色合いをベージュなどの落ち着いた色合いにシフトしていくムーヴメントも起きています。田舎風のホワイトシェルフも置いてありますね。カントリー系インテリアが始まった時代でもあります。

via: Memphis Milano
via: Memphis Milano

 

インテリア歴史7

更にミニマリスティックになった90年代は、レザーの肘掛け椅子、パイン材の家具が流行した時代。上のイメージではイギリスの国旗ユニオンジャックのパターンがラグとして使われていますが、この柄がデザインとして使われ始めたのはこの時代です。ブリットポップなどの流行で、イギリス熱が高まったのと関係しています。

インテリア歴史8

80年代、90年代と落ち着いた色合いのミニマリスティックなインテリアが続きましたが、2000年代になって再び鮮やかなカラーがトレンドに戻ってきます。TVの薄型化、PCのノートパソコン化などが進み、電子機器から開放された自由なインテリアがスタートします。そして!重要なのはIKEAの登場。2000年代はこのIKEAのスタンダードで安価な家具が、西欧社会を超えてまさに世界中に広がっていきました。それに伴い、トレンドに囚われない一般宅での自由なインテリアコーディネートが一般的になっていきます。

インテリア歴史9

そして遂に!現在の2010年代です。この時代のインテリアの特徴といえばやはり、テクノロジー時代における好みの多様化です。今やどんなスタイルの家具も簡単に手に入るようになった次代、個々人のインテリアスタイルは、ファッションと同じく重要な自己表現の場となりました。因みに一つだけ全体的なトレンドを上げれば、今までのどの年代に比べても青が重要なカラーとして使用されているようです!

 

 

如何でしたか?
10年単位で一気に駆け抜けましたが、このように年代順に見ていくと、なんだかインテリアについて更に詳しくなったような気がしませんか??

実際のInfographicも覗いてみてくださいねー♪

今日はこの辺で!

 

SUGGY